お宮参り素敵に写真に残したいけれど、どんな時間帯にすればよいか初めてだと悩んでしまいますよね。
特に、午前に行くべきか午後に行くべきか。それから、撮影は御祈祷前にするべきか、御祈祷後にするべきか、この2点についてよくご質問いただきます。
午前と午後どっちがいい?
まず午前か午後のどちらかですが、絶対こっちというものではありません。どちらでも御祈祷はしっかりと行えますし、お写真も綺麗に撮ることができます。
どちらかというと午前がおすすめ
あくまでどちらかというとですが午前をおすすめしています。日光の関係でお写真のクオリティが午前の方が良い、というわけでもございません。午前の方が良い理由は主に以下の2点です。
- お子様が疲れないうちに撮影できる(機嫌が良い状態である確率が高い)
- 午後の予定を組みやすい(お参り後に食事会など)
午後も悪くはない
では午後の場合どうかということですが、写真を撮る光の状態は少し遅めの午後の方が良かったりもします。もちろん天候にもよりますが、快晴の場合日中は太陽が真上にあるので顔に影ができやすくなります。少し陽が下がり始めた午後は光も優しくなるので、きらきらとした幻想的なお写真が撮りやすくなります。
御祈祷前と御祈祷後どっちがいい?
こちらも絶対的な答えはないので、ご家族の方やお宮参りを行う施設とご相談いただいて決めるのが一番だとは思います。
どちらかというと御祈祷後がおすすめ
こちらもあくまでどちらかというとです。お宮参りの一連の流れはおよそ次のようになっています。
- 御祈祷の受付
- 待ち時間(10-30分程度)
- 御祈祷(15分程度)
- 記念品をもらう(5分程度)
御祈祷の前に撮影を行おうとすると、思っていたよりも早く御祈祷が始まってしまい慌ただしくなってしまう場合や、思っていた時間を確保できない可能性があります。
こんな失敗談を聞きました👂
御祈祷前の撮影を予約していたお客様のお話です。そちらの神社では御祈祷まで待合室での待機する仕組みでした。当日はとても混んだいたため、待合室での待機時間が1時間超えとなってしまったそうです。その間、外での撮影もできず、またフォトグラファーは次の撮影があったため延長することもできなかったそうです。
御祈祷中も撮影できる神社もある
施設の中には御祈祷中も撮影OKの場所もあります。大きくて有名な神社より、比較的地域に根付いた神社の方がそういった傾向は強い感じはあります。
そういう場所ではせっかくなので御祈祷中の様子も残しておきたいですよね。この場合は受付後にフォトグラファーと合流して、そのまま御祈祷まで一連の流れをお撮りするのも良いと思います。
これはフォトグラファーである僕が個人的に思うところですが、スタジオで撮影する形式的な写真と違って何気ない一コマもしっかりと残せることが出張撮影の一番の魅力だと思っています。
あとで写真を見ながら振り返った時に『この時は受付が混んでいて、おじいちゃんが頑張って並んでくれたんだよ〜。なのに貴史はずっと泣いててね〜』なんて会話になったら素敵だな、と感じながらシャッターを切ったりしています。
御祈祷後がおすすめと言ったばかりではありますが、御祈祷中も撮影OKの場合は、ぜひ御祈祷前後でご予約してみて下さい。
fotoricoでは御祈祷時間20分までノーカウント⏳
ストーリー性を大切にしたいので、できるだけ自然な流れを綺麗に残していきたいと思っています。つきまして、fotoricoでは御祈祷中は撮影不可の場合でも御祈祷前後に撮影できるよう、一般的な御祈祷時間に該当する20分間は撮影時間に含めずに対応しています。※施設により御祈祷時間が長い場合や専用待合室がある場合もございますので、必ず事前確認をお願いいたします。
おすすめの曜日や六曜は?
お宮参りのおすすめタイミングのお話をしたので、ついでに曜日の話もしておきましょう。曜日や六曜によっても神社の混み具合は大きく変わってきます。できれば一番演技のいい日に行いと思う一方、あまり混雑していると赤ちゃんも疲れてしまうので悩みますよね。
可能であれば土日は避けましょう
お仕事をされている方はなかなか簡単にお休みを取ることはできないかもしれませんが、平日にお宮参りを行える方は、ぜひ平日にしましょう。当然ですが平日と土日と比べるとものすごく人が少ないです。
周りの方をあまり気にせずにお写真を撮ることができますし、土日よりも静かなので赤ちゃんもストレスを感じにくくなるため穏やかな表情でお撮りできる可能性が高くなります。
昨今では新型コロナウイルスの影響でリモートワークなども普及し、休みを取りやすい社会に少し近づいたのではないかと思っています。せっかくのお宮参りなので、可能であればお仕事をお休みにしてみるのもアリかもしれません。
大安は避けた方が吉かも
とは言えやはり大半の方が土日を選びます。土日を選ぶ場合は、大安の日は避けた方が良いと思っています。
もちろん大安が縁起は一番良いのですが、大安を選んでくる方が非常に多いので「待ち時間が長くなる/赤ちゃんが泣いてしまう/背景に人がたくさん写ってしまう」といったことが起こりやすくなります。
仏滅や赤口はネガティブなイメージが強いですが、大安以外にもポジティブな六曜や時間帯もあるので、ご親族の方によほど気にされる方がいらっしゃらない場合は、下記の図を参考に他のお日取りを考えてみて下さい。
先勝(せんしょう/せんかち) | 午前は吉、午後は凶。 | 午前中にお宮参りを行おう! |
友引(ともびき) | お祝いごとには良い。朝吉、昼は凶、夕は大吉。 | 午前中、または少し遅めの午後に! |
先負(せんぷ・せんまけ) | 午前は凶、午後は吉。 | 午後にお宮参りを行おう! |
まとめ
お宮参りの時間帯に「絶対」というタイミングはありません。
もし大安の日を選んだとしても、例えば『遠方からはるばるやってきお爺様がお婆様が疲れてしまっていて、お宮参りの最中に倒れられてしまう』なんてことになってしまったら一大事です。
また、もしも、平日に旦那さんにお休みを取って参加してもらったけれど、終始連絡を気にしながらピリピリしている、なんてことになっては本末転倒です。
いつにするかを選ぶ基準は、赤ちゃんを含めたご家族やご親族のみなさんが一番リラックスして参加できることです。インターネットに書かれていることよりも、実際に周りにいる人たちが何を考えているか、どう思っているかをイメージしながらお日にちを選んでみて下さい。そうすれば、きっと最良の日をお選びすることができると思います。