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Photoshopのアクションと使い方

今回はPhotoshopのアクションという機能に関するお話です。

アクションとは

連続した作業を登録しておき、ボタン一つで一連の作業を行ってくれる機能です。Lightroomを使ったことのある人はプリセットを使ったことがあるかと思います。プリセットでは、明るさや色味などの調整をまとめて一度で行えますよね。これに加えて編集の順番も意識したものがアクションです。

Photoshop版のプリセットみたいなものがアクションですね!でもプリセットと何が違うんですか?

いい質問だね!Lightroomでプリセットを作るとしたら、コントラストを調整してから色温度を調整しても、先に色温度を調整してその後コントラストを調整しても、出来上がるプリセットは同じものになるよね。

一方、アクションというのは、アクション(行動)という名前だけあって、編集した順番が登録されるんだ。『最初に何をして次に何をして、最後に何をする』という一連の流れを1つの塊として登録できる機能だよ。

順番って大切なんですか?

大切だよ!例えば料理をするとき、①お肉と繋ぎを混ぜて、②丸く固めて、③焼く、というアクションを経るとハンバーグができるけど、①お肉と繋ぎを焼いて、②それらを混ぜて、③丸め…ようとしてもハンバーグにならないよね。

なんか謎のミンチの炒め物ができますね…。

これと同じように、Photoshopでは編集する順番によっても出来上がる写真が変わってくるんだよ。

具体例を挙げるね。
【A:写真の右半分を黒く塗りつぶす】【B:写真を半分に切る】という二つの動作をするとする。A→Bの順でやる場合と、B→Aの順でやる場合、結果はどうなると思う?

A→Bだと真っ黒な写真と、半分だけの写真ができます。
あっ、B→Aだと、半分の写真のそれぞれ右側が真っ黒になりますね。

その通り!こうんなふうに順番によって結果が変わってくるので、アクションでは順番が重要なんだ!

なるほど!ちなみにLightroomのプリセットは料理に例えると何なんですか?

うーん、敢えて言うなら材料かな。お肉は牛肉でも合い挽きでもいいし、繋ぎは卵だけでも小麦粉やパン粉にしても、結果はハンバーグになるよね。材料の組み合わせがプリセット、レシピがアクションだね。

アクションはどんな時に使う?

毎回同じパターンが必要な時に便利なのがアクションです。要するに同じ作業なのでラクしたい(手抜きしたい)時ですね。

例えば仕事の場合は、クライアント毎に納品のフォーマットが決まっているケース。プライベートだと、SNS等にで決まった形式で写真を投稿したい場合にも便利です。

アクションを使うと実際にどんなことができるのか見てみたいです!

よし!では視覚的に分かりやすいやつから紹介するね!

この写真にとあるアクションを施すと…

こんなことに!

あっ、なんか縁がついた!何したんですか?

Instagramの投稿する時に写真そのままじゃ味気ないので壁掛け写真風の枠を付けてみたんだよ。

『フィルターで色味をいい感じにする→正方形の白枠を用意してその上に画像を配置する→配置した画像に影を付ける→SNS用に解像度を抑えて書き出す』という一連の流をアクションにしてあるんだよ。

ほう…?

なので他の写真でもボタンひとつで

この通り!

めっちゃ便利そう!

Lightroomのプリセットより少し複雑だけど慣れると大幅に時間を短縮できる機能なので是非覚えてみよう!

Point☝️

アクションは「一連の流れをひとまとめにした物」!

アクションの使い方

では次はもう少し業務的な用例でアクションの使い方について説明していくよ!

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