カメラ初心者

【カメラ初心者】初めてのミラーレス&デジタル一眼で使える安くて便利な三脚を紹介

カメラを買ったら一緒に揃えたい定番アイテムのひとつ『三脚』について、お手頃でちゃんと使えるアイテムを紹介するよ!

この記事でわかること
  • 三脚の選び方
  • おすすめの三脚
  • スマホ向けのおすすめ三脚
  • ワンランク上の三脚

三脚の選び方

本当に初めて三脚を買うのですが、選ぶ時のコツってありますか?

よほどの粗悪品を掴まされない限り使えないということはないけど、初めてなのであまり高すぎる買い物もしたくないと思うので、ある程度しっかりしているコストパフォーマンスの良いものを選ぶといいね!

ポイントは大きく3点!それでは紹介していくね!

安定性が高いこと

三脚の最も大切な役割はカメラをしっかりと支えて固定することです。強度がしっかりしており、重量があればあるほど安定性が高くなります。三脚にはそれぞれ、何kgまでのカメラを載せられるかを表す耐荷重という数値が設定されています。自分のカメラ+レンズ<耐荷重となるものを選びましょう。また、あまりにも耐荷重ギリギリで使うのは不安なので、カメラとレンズの重さの合計の2倍くらいの耐荷重の三脚を選ぶと良いでしょう。

重すぎないこと

重さが大切と言いましたが、重すぎると今度は持ち運びするのが大変になります。自宅でしか使わないような割り切った用途であれば、重くても大丈夫ですが、持ち運びが嫌にならないように、耐荷重に気をつけながら軽めでコンパクトなものを選ぶ方が、三脚の使い勝手がよくなります。

高さは目線くらいまであること

三脚は小さいものから大きいものまでいろいろあります。小さい方が軽くてコンパクトですが、まず最初に1つ買うのであれば、最大で伸ばした時に目線の高さくらいまでは高さがあるものにしましょう。カメラを構えて立った状態で構図を決めることが多いので、その感覚のまま三脚を使えることが三脚への慣れに繋がります。

操作がしやすいこと

三脚の操作にはメーカーなどにより主に2つの違いがあります。1つめは雲台(カメラを載せる部分)の稼働の仕方で、2つ目が伸縮の仕方です。雲台には自由雲台といって自由に動けせるタイプと3WAY雲台という、3つの軸で動かせるタイプがあります。伸縮には、レバーで固定するタイプと、回転させて固定するタイプがあります。初めての人は3WAY雲台のレバータイプがおすすめです。3WAYは動かす軸が明確なので構図決めが感覚的にならないので、初心者でも基本から学ぶのに適しています。伸縮機構はどちらでも大丈夫ですが、レバータイプの方が価格を抑えられている製品が多いです。

3,000円台から買える手頃でおすすめの三脚

それでは、初心者におすすめの手頃でしっかり使える三脚を紹介していくよ!

SLIK 三脚 U884

SLIKは三脚ブランドの老舗です。現在はプロテクターなどで有名なケンコー・トキナー社内のブランドとなっています。プロ向けの製品も多いSLIKの導入向け三脚がこちらの製品です。154cmまで伸びますが、アルミ製で軽量なため本体重量は1.24kgと控えめです。耐荷重は1.5kgとやや少なめですが、ミラーレスとキットレンズなどを合わせて使う場合、十分に支えれる余裕があります。値段も3000円台と手頃なので「とりあえず三脚」と言ったらこちらの三脚で良いでしょう。

重量:1.24 kg|耐荷重:2.0 kg|高さ:154 cm|3WAY雲台|レバーロック

Velbon ファミリー三脚 EX-440

こちらもSLIKより少しだけ軽量タイプで耐荷重も少なめです。ベルボンも三脚の老舗メーカーで、初心者向けからプロ向けまで幅広くラインナップを揃えています。APS-Cサイズやマイクロフォーサーズなどで軽量なタイプのカメラを中心に使っていくのであればこちらでもOKです。

重量:1.18 kg|耐荷重:1.0 kg|高さ:154 cm|3WAY雲台|レバーロック

三脚の素材について

三脚には主にアルミ製、マグネシウム合金製、カーボン製の三種類があります。上記に紹介した2つはアルミ製の三脚で、これらは安価で軽量であることが特徴です。一方、マグネシウム合金やカーボン製の三脚は、ハイアマチュアやプロ向けの製品が多くなります。マグネシウム合金やカーボンはアルミよりもしっかりしておりブレにくいので撮影の際も安定しやすくなります。アルミ製から三脚デビューして、本格的な撮影をしたくなってきたら次の三脚にステップアップしていくと良いでしょう。

ワンランク上の軽量な三脚(1万円台くらいで)

もう少しいいランクの三脚も少しおすすめを聞いておきたいです。どんなのがあるんですか?

三脚は本当にピンキリで、1万円のものもあれば10万円を超えるような物もあるよ。ここでは1万円前後の軽量で持ち運びに優れた三脚を紹介するね。

Velbon トラベル三脚 ULTREK UT-3AR

こちらはベルボン製のワンランク上の三脚。素材は同じアルミだけどベルボン得意の伸縮機構ウルトラロックに対応しているモデルです。僕もベルボン製の三脚を普段愛用しているのですが、その理由がこのウルトラロックで、設営&撤収が慣れるととにかく早い。ベルボンファンを増やすための導入アイテムです。高さがやや低めなので、最初に買う三脚にしてしまうと、少し撮影の幅が狭まってしまうかもしれません。

重量 : 786g| 耐荷重 : 6.0kg|高さ:135 cm|自由雲台|ウルトラロック

Manfrotto 三脚 Element トラベル三脚

イタリア発のカメラ用品メーカーマンフロットの三脚です。Elementは小型軽量タイプのグレードなので、三脚を持って出かけるのにぴったりなアイテムです。固定方式のナットロックはややセッティングに時間がかるものが多いですが、素早くセッティングできるように改良されたツイストロック仕様です。

重量 : 1.05kg| 耐荷重 : 4.0kg|高さ:143 cm|自由雲台|ナットロック

Fotopro カーボン三脚

こちらはFotoproのAmazonオリジナル商品です。元々15,000円くらいから販売されていた商品ですが、かなり値引きされて6000円台となっています。1万円以上ならベルボンなどの三脚の方が剛性やロック機構のできがいいですが、この価格であればコスパ抜群だと思います。軽量を求める人におすすめ。

重量 : 0.82kg| 耐荷重 : 2.5kg|高さ:131.5 cm|自由雲台

僕の愛用品(Velbon UTC-53Ⅱ)

一応紹介のため載せますが、ホントいきなりこんなの買わなくていいです。他の物を買いましょう。レンズとか、或いはパートナーへの花束とか。もともとこれと同じ形のアルミニウムバージョンUT-53という三脚を長らく使っていたのですが、ちょっと調子が悪くなったタイミングでカーボン製に切り替えました。荷物を極力減らしたい時などはよりコンパクトで軽量なUT-43なども併用しています。

重量 : 1.33kg| 耐荷重 : 12kg|高さ:151cm|自由雲台|ウルトラロック

固定方式について

レバーを開閉して固定するレバーロック、ナットを回して固定するナットロック、ベルボンオリジナルのウルトラロックなどがあります。

レバーロック

レバーを開閉して固定するタイプです。一番直感的にわかりやすいデザインなので、レバーの閉め忘れなども起こりにくいでしょう。

ナットロック

ナットを回して脚を固定するタイプです。レバーがないためコンパクトで、ネジを回すように固定するのでしっかりと固定することができます。どちらかというと重量をしっかりと支えなくてはいけないタイプの三脚に採用されていることが多いです。回さなくてはいけない分、セッティングにやや時間がかかります。

ウルトラロック

ベルボンオリジナルのロック方式です。脚先端を握ってひねるだけで、全段を一気に固定・解除することができるので、スピード感のあるセッティングが可能です。固定されているかいないかが一見わかりにくいので慣れが必要です。(ロックされていると油断して三脚を倒し、カメラを壊した友達が僕の周りだけで二人います…笑)

この他にももっと高価で安定感のある三脚もたくさんあるけど、本格的な買い物ほどネット記事で読んでポチっとするより、お店で現物に触れて購入する方がおすすめです。

三脚を自在に使えるようになろう

どの三脚を選ぶにしても三脚は道具なのでたくさん使って慣れることが大切です。

三脚はスタジオ撮影でも使いますが、夜景や星空などあたりが真っ暗な場所でセッティングすることも多くなります。そして、そういった場所では周りのカメラマンに配慮し、殆ど照明を使わずに機材をセッティングしなくてはなりません。どの三脚でもいいので目を瞑ってでも自在にセッティングできるくらいに慣れることが大切です。

三脚を使えるようになると写真のクオリティやバリエーションはぐっと上達するので、カメラを始めたばかりの人もぜひ三脚での撮影に挑戦してみてください。

※追って三脚を使った作例なども紹介していくページを作ろうと思います。

 

 

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